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【レポート】長崎にいいち会 大忘年会【令和元年12月28日開催】

更新日:2021年1月13日


今回のイベントのきっかけは、8月に総務省の職員で、全国47都道府県の公務員のネットワーク「よんなな会」を設立した脇正昭さんが来崎され「長崎よんなな会」というイベントが長崎市で開催されたこと。このとき公務員や民間人など多くの参加者が集まり、長崎県内のネットワークをより強くしていこうということで今回のイベントが企画されました。


事務局は長崎県庁の若手勉強会「しとらす会」と当研究会で担当させていただきました。


会場は、長崎駅からほど近い長崎県庁。長崎県内の公務員が集うには最高の場所。現在の庁舎は完成してまだ2年余りのピッカピカです!


会場となった食堂「シェ・デジマ」はキレイでオシャレ!長崎港を一望できるローケーションでホテル顔負けの素晴らしい会場です。とても広い会場なのですが、用意していた椅子席が足りない!100名を超える参加者に事務局は嬉しい悲鳴。長崎市近郊のみならず、県北、県央、島原半島、そして五島や壱岐・対馬といった離島からもたくさんご参加いただきました。


まずは景気づけに小林純実行委員長(長崎県庁)のあいさつと乾杯で大忘年会スタート!お昼間からビールが美味いです。


仕事納めの翌日とあってか、参加者はリラックスムード。いつもの行政の集まりとは違った雰囲気です。


 

■豪華ゲストたちの「チャレンジ」


会場の盛り上がりに火を付けるべく、テーマである「チャレンジ」について、お招きした豪華ゲストによるプレゼンテーションが始まります。


トップバッターは、長崎県諫早市で古民家を改装したフォトスタジオを運営しているコスプレイヤーの河浪静里奈さん。元々は大学で建築を専攻していたのですが、段々とコスプレの世界に魅了され、大学卒業後は企業に就職せず、自分のスタイルを貫くことを決意。建築デザイナーの母親の力も借りて、古民家を借りてフォトスタジオを始めたそうです。


長崎の魅力「坂道」をコスプレと関連させて紹介したり、地元諫早の中学、高校、大学と連携して留学生に着物体験をしてもらうプロジェクトを成功させるなど、自分のスタイルでチャレンジしている姿がとても魅力的。


①何度も長崎に足を運びたくなる仕掛けを作ること、②古き良き日本だけでなく新しい日本も感じてもらうことを目標に進んでいくという決意で発表を締めくくってくれました。




この日は、長崎がロケ地の人気アニメ「色づく世界の明日から」の主人公である月白瞳美のコスプレで登場!なんとこの日のために製作してくれたそうです。よく似合ってます!


河浪 静里奈 Kawanami Serina

AsterSquare-アスタースクエア- 代表

コスプレイヤー、スタジオ経営、衣装製作、イベント企画

1993年12月21日生 長崎県諫早市出身

2017年長崎総合科学大学 環境・建築学部 建築学科卒

2017年 3月AsterSquare-アスタースクエア- 起業

7月AsterSquare-アスタースクエア-西小路スタジオ オープン

『長崎坂道むすめ』のコスプレでさるくガイドを実施。

スタジオ経営の他にコスプレイベント企画・運営、衣装製作を行う。

最近はeスポーツのイベントでの活動やYouTubeでの動画配信等を行っている。


 

次に登壇したのは、長崎県副知事の平田研さん。公務員でもなかなかお会いできない副知事の登場に場内のテンションも上がります。副知事自ら準備したスライドを披露しながら、公務員としての心得やこれからの長崎に必要なことについてお話されました。


講演冒頭で「当たり前のように思われている既成概念にとらわれることなく、長崎の新たな可能性を見出して、新しいストーリーをつくっていこう!」という強いメッセージをいただきました。ごちそうさまです。


これからの長崎を創っていく上で、従来からの常套句にとらわれずに「なりたい長崎の姿」をイメージすることと、今ある動きを真摯に受け止め可能性を見出すことが重要であると話されていましたが、若い人たちの企画・アイデアに強く期待されているような印象を受けました。





平田 研 Hirata Ken

長崎県副知事

昭和42年生 平成3年3月 東京大学法学部卒業

平成 3年 4月 建設省採用

平成12年 4月 秋田県産業経済労働部観光課長

平成15年 4月 秋田県総務部次長

平成16年 7月 国土交通省総合政策局建設業課課長補佐

平成20年 7月 国土交通省道路局総務課企画官

平成22年 8月 国土交通省大臣官房会計課企画官

平成24年 7月 国土交通省都市局総務課調整室長

平成26年 7月 国土交通省道路局路政課長

平成28年 7月 国土交通省土地・建設産業局建設業課長

平成30年 7月 長崎県副知事


 

最後は、長崎のソウルフードとして名高い「長崎ちゃんぽん」を生み出した四海楼の4代目の陳優継さんの登場。実はこの方は「長崎ランタンフェスティバル」の仕掛け人としても有名な方。自身のサラリーマン時代の経験も踏まえて、イベントのマーケティングについて熱く語っていただきました。


「まちづくりは事業と似てる??」と投げかけながら、ランタンフェスティバルの企画の際の例をあげ、自分の強み弱みを認識し、理念に沿ってやるべきことを整理し、課題に立ち向かうことの重要性を教えてくださった陳さん。


「観光は、観光業者と行政がやることで、市民や企業には関係ないという意識を変えていく必要がある。」この言葉に共感し、様々な取組を自ら推し進めてくださっている陳さんの次なるチャレンジが楽しみです!




陳 優継 Chin Masatsugu

株式会社四海楼 代表取締役社長

1965(昭和40)年、長崎市生まれ。1899年に創業した中華料理四海樓の創業者であり、「ちゃんぽん・皿うどん」の考案者でもある陳平順の曾孫で四代目にあたる。銀行勤務をへて、現在は株式会社四海楼の代表取締役社長。公益財団法人長崎孔子廟中国歴代博物館の理事長兼館長、長崎中華料理同業組合の組合長、長崎国際観光コンベンション協会の副会長、長崎県美術館の評議員などを務めている。


 

■会場内のテーブルに散りばめられた豊かな「長崎県」


ゲストによるプレゼンのあとは、会場に用意した各団体のブースを回りながら交流を深める「ご当地自慢大会」です。各地の名物やPRグッズが所狭しと並べられ、見るだけでも楽しい!各ブースをインタビュー中継しました。


銘菓、水産加工品、酒など、まるでデパートの物産市!


大村市はご当地キャラクター「おむらんちゃん」推しまくり。


長崎銘菓「九十九島せんぺい」の長崎県立大学オリジナル版は心底羨ましい。


長崎市コーナーはお菓子と2つの世界遺産推し。


司会を努めた坂口舞さん(長崎県庁)が各テーブルを回ってインタビュー。対馬市のコーナーも特産品が溢れんばかり!充実しています!


ちなみに会場には県庁食堂「シェ・デジマ」特製のオードブルをご用意。


数々の受賞歴のある坂本シェフが運営するこの食堂が、そこらの並の社員食堂ではないことがお分かりいただけると思います!


 

■猛者たちによる怒涛のプレゼン大会


会の後半は参加者の「チャレンジ」について発表していただくショートプレゼン大会を企画しました。


ショートプレゼンのゲストとして、トップバッターにジャパネットホールディングスが設立した株式会社リージョナルクリエーション長崎の田河さんが登壇。いま全国が注目している長崎市都心部の工場跡地に計画している「スタジアムシティプロジェクト」についてプレゼンいただきました。


そのほか、自らプレゼンを希望してくれた志ある猛者たちが登壇しました。登壇者は次のとおり。


  • 小田英夫さん(南島原市役所)

  • 今道晋次さん(佐々町役場)

  • 井出拓也さん(長崎県庁)

  • 瀧下賢二さん(平戸市役所)

  • 橋田修平さん(長崎市役所)

  • 村川美詠さん(諫早市役所)

  • 入江英也さん(佐世保高等専門学校准教授)

  • 井出勇旗さん(佐世保市役所)

  • 清水啓介さん(長崎県市町村行政振興協議会)

  • 岩松隼人さん(長崎県庁)

  • 浜本翔さん(五島市役所)

  • 榎田百合子さん(元大村市役所)

  • 松尾潤一さん(元長崎県庁)

  • 森山真祐子(㈱カブクスタイル)

  • 岩本諭さん(つくるのわデザイン)

  • 井須良麦さん(長崎東山手洋館活用プロジェクト)

  • 齊藤秀男さん(ボマイエ)

  • 山口明子さん・小森有紀子さん(メイドノミヤゲ)

  • 小浦遥さん(長崎大学経済学部)


当初の想定を遥かに上回るプレゼンの申し込みをいただき、その積極性に心底シビレました。全員に発表していただくため、一人あたりの時間が短くなってしまいましたが、どのプレゼンも個性的で、巧みで、そして熱く、会場内からも笑いやヤジが飛ぶなど、大変盛り上がりました!



あっという間の3時間でした。


総務省の脇正昭さんが主宰する「よんなな会」にインスパイアされ、「まずは長崎県の公務員が集まろうで!」と初めての開催となった「長崎にいいち会」は、それ自体がチャレンジでした。100人を超す規模のイベントということもあり、慣れないことや反省点も多く、ご迷惑をおかけしたことも多々あったかっと思いますが、長崎県内の公務員とパブリックマインドを持った人が集まったことには価値があったのではないかと、参加者の方々の表情を見て感じました。


次回は、長崎県内の全21市町村から参加していただけるように頑張りましょう!


 

県内参加自治体


次回は、次の自治体のみなさんも是非ご参加ください♪

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